「助けて、夏子お姉様。編集長ったらこれを仕上げるまで許さないって言うの。とても無理だわ。私、校正なんて初めてだし、それに……」
「それに?」
「アアッ……こ……こんな恥ずかしい椅子に……とっても辛いわ」
「椅子がどうしたのよ」
「夏子お姉様まで、そんな、酷いわ。……棒が、棒が私の……」
「あなたの、何処をなの」

レッスンコース
「アアン。私の……アヌスを……」
「えっ……」
夏子は言葉によるこういった羞恥責めも、また一興かと思って、訊いたのであったが、陽子の口からは以外な返答が返ってきた。
「まあ、陽子の中心部ってアヌスのことだったの、編集長」
「そうさ。陽子の性感覚の中心はアヌスさ。この娘はこっちの方がいいんだよ、なっ、陽子」
と、平野は更に激しく、ペダルを操作した。
「アッアッ、ンハッンハッ、ヒィーッ」
だが、その時である。平野の椅子になっていた恵子が、重圧に負けたのか、便意に屈したのか、力尽きて横ざまにひっくり返ってしまったのである。平野もそのお陰で仰向けに転倒してしまい、床に置いてあった味噌ラーメンの空の丼に、頭を突っ込んでしまったのである。